良い戦略、悪い戦略
著者/リチャード・P・ルメルト
2024/06/05
さん
(株式会社ビビッドガーデン 執行役員・事業開発)
情報量が多く、かなり読むのがつらいと感じるため、気合を入れる必要があります。だからこそ、何となく流し読みをして、結果的に何も得られない、という事態は避けられます。何度も向き合ってきた本なので、お役に立てばと紹介させていただきました。
私はできるだけ様々な観点で自らのビジネスグロースを考えたいと思っており、別業界やビジネス以外の分野からも学びを得ることが極めて重要だと考えています。本書は、歴史上の様々な事例も踏まえつつ、すぐにでも自社の戦略立案に活用できる重要なポイントが多数提示されていて、とてもおすすめです。
HOWのレイヤーに関するビジネス本はたくさんありますが、こちらは普遍的な「戦略」について、極めて学びが深いと感じる一冊です。「良い戦略」および「悪い戦略」について、その構成要素を分解し、「悪い戦略」になってしまう構造や「良い戦略」を描くための具体的な動きが紹介されています。
「良い戦略」は、単純かつ明快です。パワーポイントを使った説明も、マトリクスやチャートも無用。必要なのは、打ち手の効果が一気に高まるポイントを見極め、そこに狙いを絞って資源と行動を集中させることです。
「良い戦略」は、組織が前に進むためにやるべきことを明確に示します。難局から目をそらさず、乗り越えるための指針が示されています。逆に「いま何をすべきか」が実現可能な形ではっきりと示されていない戦略は、欠陥品と言えます。
世の中にある「戦略」のほとんどは、戦略の体を為していません。本書の目的は、「良い戦略」と「悪い戦略」の驚くべきちがいを示し、「良い戦略」を立てる手助けをすることにあります。
さん
株式会社ビビッドガーデン 執行役員・事業開発
一橋大学を卒業。学生時代には4社のベンチャー企業でインターンシップを経験し、アジアで初となる新卒でのテクニカルトレーナー職として外資系IT企業のVMwareへ入社。2018年11月にビビッドガーデンに入社し、マーケティング統括として「食べチョク」の成長を牽引。社内初のテレビCM放映プロジェクトを全体統括するなど、マーケティングの責任者として「食べチョク」のグロースを担当。
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