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中卒で鍋磨きからキャリアをスタートした、中華料理シェフ脇屋氏の50年に渡る自叙伝です。

若いころから、見て覚えなければならない環境下での修行を経て、料理技術を磨き上げた脇屋氏。常に新しい技術や知識の吸収を怠らず、「楽をしようと思った事は一度もない」という考えのもと、中華料理を極めるために学び続ける姿勢がとても印象的です。

情報過多な現代社会において、何事も直接的な解答を求めがちな現代人には、まずは目の前のことに向かい合ってみる重要性を感じます。もちろん、その過程で理解できない事や理不尽もあるかもしれませんが、キャリアに大きな影響を与えることだってあるかもしれません。

料理人の自叙伝なので、手にしたことがあるマーケターは圧倒的に少ないと思いますが、1つ上のステージに行くうえで押さえてほしい1冊です。