マーケティングオペレーション(MOps)の教科書 専門チームでマーケターの生産性を上げる米国発の新常識

著者/丸井 達郎、廣崎 依久

2024/06/05

B2Bマーケティングの全体像を意図から理解できる入門書

トップランナーが読んだ良書
#マーケティング#業界トップランナーがセレクト#高井伸

高井 伸

さん

マーケター高井がすべて担当してB2Bマーケティングを支援する株式会社 代表取締役/全担当

紹介者のココがおすすめ!

定型的なプロセスやシステム設計の手法やノウハウというよりも、B2Bマーケティング全体を理解できる内容になっているので、入門書としておすすめです。

テクノロジーを使ったデータの活用方法や型化を通じて、マーケティングに必要な知識が得られるので「なぜその仕組み」になっているのかを、意図から理解できます。

グローバル企業や大きい会社の目線で書かれているので、ブランドが確立されているような年単位/中長期で計画を立てられるマーケティング組織の存在が前提の内容です。

スタートアップや事業変数の多い中小企業は、実施のリードタイム、計画、実施スパンなど少し自分ごとに置き換えながら、内容を取捨選択、及び変換して読んでいくと良いと思います。

特定のプロダクトには触れていないので、自社にある顧客データをどう活用するか、という観点で自分ごと化しながら読み進めていくと、すぐに現場に活かせるはずです。

書籍の概要

MOpsとは、企業のマーケティングプロセスをシステムで統合・最適化する概念、役割のことです。

多くの企業では、マーケターが幅広い役割を担っているケースが見られますが、属人的なマーケティングでは組織にノウハウが蓄積されません。

そこで、マーケティングプロセスのDX化が進んできていますが、そのプロセスの設計・運用・管理を担うブレーンがMOpsです。

本書では、そのMOpsの役割や体制づくりから最適なツールの選定・運用プロセスの構築、リードの質を高めるデータマネジメント、人材確保の方法まで解説しています。

この本を紹介してくれた人

高井 伸

さん

マーケター高井がすべて担当してB2Bマーケティングを支援する株式会社 代表取締役/全担当

たかい・しん 2009年に飲食店向けのメディア事業で起業。事業は撤退するも、立ち上げ経験を活かしてフリーの事業コンサルティングに転身。2012年から複数社の取締役を兼任しつつ、2015年に株式会社インターパークの取締役COOとして専属従事。2022年11月の株主総会をもって、契約満了で退任。2019年からはスタートアップや上場企業へのマーケティング顧問/コンサルティング/ハンズオンサービスを立ち上げ、現在までに累計で30社以上のプロダクト支援を実行。

SNS・メディア

この記事をシェア

ハッシュタグから記事を探す

カテゴリから記事を探す

トップランナーおすすめの良書

トップランナーが見た動画

インタビュー・対談

PERSOL MIRAIZのリスキリングコンテンツ

実践型クラス

トップランナーと学ぶ・作る・出会う - あなたのキャリアを前進させる無料クラスとイベント

キャリアに活かせる学習動画

トップランナーから、仕事に直結するスキルを学ぶ

あなたが興味のありそうな記事

トップランナーのマインドや学習方法を知り、キャリアを成長させる