白洲次郎 占領を背負った男
著者/北 康利
2024/06/20
さん
(ウェルディレクション合同会社 代表社員)
敗戦後、アメリカの統治下に置かれていた当時の時代背景や状況から想像すると、多くの日本人が「理不尽さを感じながらも、半ば諦めて従っている状態」だったのではないでしょうか。本書では、そのような状況下で、自身の中にある正義に対して忠実に行動する、白州次郎氏のカッコよさが描かれています。
現代社会においても、時には合理的ではないルールに従わざるを得ない、納得できない状況下でも仕事をしなければいけない、そんな場面はあると思います。そんな時に、自分だけではなく組織のため、社会のためという視点で一歩目を踏み出す勇気がもらえる本ではないでしょうか。
日本人として、ビジネスパーソンとして、そして人として、大事な「軸」とは何かを考えさせられる本です。全ての人が同じ「軸」を持つことはないけれど、ブレない思想や大切な価値観を自らが持つ重要さを、改めて教えてくれます。
本書は、戦後日本の復興に尽力した白洲次郎の生涯と業績を描いた伝記です。
日本でいちばん格好いいと言われている男・白洲次郎。明治35年に兵庫県で生まれ、英国へ留学。戦後、吉田茂の側近として日本国憲法制定の現場に立ち会い、大きく関与した。しかし、彼は表舞台には立たずに、在野精神というダンディズムを貫き通すのであった。
不思議な存在感の持ち主である白洲次郎氏が、どんな風に育ち、人格を形成していったかを、話題豊かに展開していく快著です。
さん
ウェルディレクション合同会社 代表社員
むかい・しゅんすけ 約20年、IT業界においてB2Bの営業領域に従事。国内大手IT企業と外資3社で事業成長に貢献。グローバルNo.1の営業担当およびマネージャーに複数回選出されるなど、卓越した成果を残す。2020年7月にウェルディレクションを創業し、企業規模や業種を問わず、自走できる営業組織をつくるためのアドバイザーとして活動。2023年に社会構想大学院大学で実務教育学の修士号を取得し、IT業界における営業およびマネジメントの知識を深化させている。事業構想大学院大学で客員教授も務める。
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