ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
クレイトン・M・クリステンセン
2024/07/25
さん
(株式会社シャコウ 代表取締役社長)
本書は、顧客が製品やサービスを選ぶ理由を「情緒的価値」「機能的価値」「社会的価値」の観点から分析しています。
従来のマーケティング(特にBtoB)では、製品やサービスの具体的な機能や性能に重点を置く「機能的価値」に焦点が当てられがちですが、ジョブ理論はそれだけでは不十分だと指摘します。
顧客が製品やサービスを利用することで得られる感情的な満足感や安心感を意味する情緒的価値や、社会的な評価やステータスを意味する社会的価値を考慮することで、顧客が何を求めているのかをより深く理解することができます。
特に現代社会においては、単なる機能的価値だけでなく、情緒的価値や社会的価値も重要な要素となります。
例えば、新しいソフトウェアを導入する際に、使いやすさ(情緒的価値)や導入後の評判(社会的価値)が購買決定に大きな影響を与えることがあります。
ジョブ理論を活用することで、マーケターはこれらの多様な価値を包括的に理解し、より効果的なマーケティング戦略を構築することができます。
本書は、クリステンセン教授が提唱する「ジョブ理論」に基づき、消費者の行動を理解し、イノベーションを予測可能にするための新しい視点を提供する1冊です。
ジョブ理論とは、消費者が「ある目的を達成するために」製品やサービスを購入するという考え方であり、その「目的(ジョブ)」を深く理解することが重要であると説いています。
実際のビジネスケースを交えながら、ジョブ理論の実践的な活用方法を具体的に解説していますので、消費者の真のニーズを見極め、それに基づいてイノベーションを起こしたいビジネスパーソンにおすすめです。
さん
株式会社シャコウ 代表取締役社長
おおた・しょうき 2017年よりwebメディア事業の立ち上げ・BtoBtoC事業の事業責任者などスタートアップでの事業立ち上げを多数経験。2022年、BtoB事業に特化した伴走型グロースカンパニーである株式会社シャコウを設立し、代表取締役に就任。the Model型に根ざしたマーケティング・セールスDX支援を行う。2023年よりBtoBにおけるマーケティグからインサイドセールス業務をSaaSとBPOの一気通貫で支援する株式会社White Lakeを設立。スタートアップ・上場企業での顧問・パートナーも複数兼任。BtoBの暗黙知をゼロにすることをミッションに活動中。
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