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著者の隈氏は、昭和のバブル期に都会から干された際、地方で木材や石という自然素材の魅力や職人の技能に出会いました。

時代の流行に踊らされることなく「本物」だと信じるものと向き合い続けた結果、当時はなかなか評価されなかった彼の作品が変わり、時代が彼に追いついたというわけです。

ビジネス書ではないものの、隈研吾が紡ぐ建築史と自身の経験を通して、仕事に対するスタンスやマーケティングの本質が学べます。

「本物」とじっくり向き合うことの大切さを知れる良書なので、手に取ってもらえると嬉しいです。