自己理解を深めるには?6つの方法とメリット、ポイントを解説

2026/01/05

自己理解を深めるには?6つの方法とメリット、ポイントを解説

はたらくを考えるヒント
#キャリア#キャリア形成#キャリア相談

自己理解を深めるには、価値観・強み・弱みを含めて、自分の本心と向き合うことが重要です。しかし、「どのように向き合えばいいの?」「自己理解を深めて何が得られるの?」と悩み、自己理解を十分に深められていないと感じる方もいるのではないでしょうか。 そこで本記事では、自己理解を深めるための6つの方法と、自己理解を深めるメリットについて解説します。また、自己理解が浅いことによるデメリットも紹介しています。

目次

自己理解とは

自己理解とは、自分の性格や価値観、思考・行動の傾向を深く把握し、受け入れることを指します。「私的自己理解」と「公共的自己理解」の2つがあり、内面と外から見える側面の両面から自分を見つめ直すことが大切です。

項目

理解の対象

私的自己理解

自分の内面(感情・思考・価値観)

公共的自己理解

他者から見た自分の姿

たとえば、私的自己理解を深めると感情や思考の動きを捉えられ、ストレス耐性や感情をコントロールする力が向上します。一方、公共的自己理解は他者からどう見られているかを把握できるため、円滑な人間関係の構築に役立つでしょう。

2つの視点をバランスよく意識することで、一貫性のある深い自己理解が可能になり、自分に合った選択や行動に活かせるようになります。

自己理解と似た言葉との違い

自己理解と似た言葉として、以下の4つが挙げられます。

  • 自己分析
  • 自己評価
  • 自己肯定
  • 自己意識

それぞれの特徴や違いを把握しておくと、自己理解を深めやすくなります。

自己分析

自己分析とは、自分の長所や短所、価値観を整理し、向いているキャリアや強みを見出す行為です。自己理解が「自分を受け入れること」であるのに対し、自己分析は「経験や行動をもとに特徴や価値観を言語化すること」に焦点を当てています。

とくに就職や転職の場面で行う自己分析は、他者から評価される前提になりやすく、選考対策としての側面も強くなりがちです。そのため、明確な悩みがない「なんとなくあるモヤモヤ」には対応しにくい場合があります。

このような場合、価値観や強みを整理する「自分らしさ分析」といったアプローチをとるのも方法のひとつです。たとえば、「今のままで大丈夫か」「とりあえず入社して3年たったけど、モヤモヤする」といった、はっきりとした悩みがない場面に活用できます。

PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)では、人との対話を通じて自分が大切にしている価値観を言語化しつつ、自分らしさ分析ができる無料サポートを実施しています。漠然としたモヤモヤを抱えている方は、ぜひキャリアサポーターとの対話により、自分らしさを見つめ直してみてはいかがでしょうか。

自己評価

自己評価とは、自分の強みや課題を認識し、価値を見出すためのプロセスです。自己理解が「自分を知ること」だとすれば、自己評価は「知った自分をどう受け止めて活かすか」にあたります。

たとえば、目標や成果を振り返ることで、成長や改善点が見え、次の行動につなげやすくなります。さらに周囲からのフィードバックを取り入れることで、主観だけでは気づけない視点からの評価も得られるでしょう。

このように自己評価を定期的に行うことで、自分の状態を客観的に確認でき、柔軟に対応しながら目標達成に向けた行動が取れるようになります。

自己肯定

自己肯定とは、長所だけでなく短所や弱さも含めて、ありのままの自分を受け入れることです。自己理解が「自分を知ること」であるのに対し、自己肯定は「知った自分に価値を見出すこと」にあたります。

自分を肯定的に捉えることで、不安や自己否定から解放され、前向きな行動や精神的な安定につながります。ただし、欠点を無理に美化せず、現実と向き合いながら等身大の自分を受け入れる姿勢が大切です。

自己意識

自己意識とは、自分の思考や感情、行動に注意を向ける「自分自身への気づき」です。自己意識には、他人からどう見られているかを意識する「公的自己意識」と、自分の内面に向けた「私的自己意識」の2種類があります。

自己意識は自己理解を深めるうえでも重要ですが、どちらかに偏ると不安や自己否定につながる可能性もあるため、注意が必要です。外から見える側面と内面の両方にバランスよく目を向けることで、健全で持続的な自己成長につながります。

自己理解を深めるための方法

自己理解を深めるには、以下の6つの方法がおすすめです。

  • 内省による価値観の言語化
  • フレームワークを使った自己理解の整理
  • 日記やライフログによる思考の可視化
  • 適性検査・診断ツールの活用
  • 周囲からのフィードバックの収集
  • キャリアサポーターへの相談

どの方法が自分に合っているか、どうすれば自己理解を深めやすいかは人それぞれです。さまざまな方法を試してみて、自分に合ったやり方を見つけてみましょう。

内省による価値観の言語化

自己理解を深めるうえで、価値観を言語化することは重要です。日々の内省を通じて、「なぜその選択をしたのか」「その行動は何を大切にしていたのか」と問いかけることで、自分の判断基準が見えてきます。

たとえば、瞑想(メディテーション)を活用することで、雑念を手放して思考や感情に集中しやすくなり、自己観察を深められます。さらに、日々の行動や感情の動きを振り返ることで、自分にとって本当に大切な価値観を言語化できるでしょう。

PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)の無料イベントMIRAIZ Hubでは、「価値観!カード」を使ったワークショップやジャーナリングによる自分との対話で、楽しみながら価値観を見つけられます。価値観の言語化は自分らしさ分析にもつながり、より自分らしい意思決定や行動を取りやすくなります。

MIRAIZ Hubイベントの様子が気になる方は、以下のイベントレポートをぜひチェックしてみてください。

フレームワークを使った自己理解の整理

自己理解を深めるには、フレームワークを活用して自分を構造的かつ客観的に整理することが重要です。とくに思考の整理が苦手な人にとって、体系化された手法は気づきの質を高めてくれます。

代表的なフレームワークは、以下のとおりです。

フレームワーク名

構成要素

得られる自己理解

Will・Can・Must

・Will(やりたいこと)

・Can(できること)

・Must(求められること)

価値観・強み・社会的役割の整理

KPT法

・Keep(続けること)
・Problem(課題)
・Try(挑戦すること)

成功パターンと課題の可視化

KDA法

・Keep(続けること)
・Discard(今後はやらないこと)
・Add(新しく始めること)

成果につながる行動の最適化

ジョハリの窓

・開放の窓
・盲点の窓
・秘密の窓
・未知の窓

自己認識と他者評価のギャップ

たとえば、Will・Can・Mustの3軸で「やりたいこと」「できること」「求められること」を整理すると、自分に合った行動指針が見えてきます。人生曲線やモチベーショングラフを使えば、過去の出来事と感情の変化を視覚化でき、価値観や傾向の把握につながるでしょう。

また、KPT法やKDA法では振り返りを通じて改善点や継続すべきことを発見できます。さらに、ジョハリの窓を使えば、他者視点と自分の認識とのギャップを把握でき、対人関係の中での自分を見つけられるでしょう。

このように、さまざまなフレームワークの中から自分に合った方法を選ぶことで、自己理解を深められます。

日記やライフログによる思考の可視化

日記やライフログによって思考や感情を言語化し、内面を客観視することで自己理解を深められます。「何をしたか」よりも「なぜそう感じたのか」を意識して記録すると、自分の価値観や思考の癖に気づきやすくなります。

思考の可視化は習慣的に行う必要があるため、「毎晩5分だけ書く」「スマホアプリを活用する」など、継続しやすい方法を取り入れることが重要です。記録は数週間後に読み返すことで、感情のパターンや成長の変化を可視化できます。

また、「理想の人生」や「本当に大切にしたいこと」といった特定のテーマを深掘りすると、潜在的な価値観や信念にも気づきやすくなり、自己理解を深められます。

適性検査・診断ツールの活用

適性検査や診断ツールは、自分の性格や特性を客観的に把握する有効な手段です。とくに思考や行動のパターンを言語化する際に役立ちます。

たとえば、MBTIやエニアグラムは性格傾向の把握に、ストレングスファインダーは強みの発見に適しています。こうしたツールを活用すると、自分の価値観の深堀りやキャリアの選択の手助けにもなるでしょう。

ただし、結果はそのまま受け入れるのではなく、自分の経験や行動と照らし合わせて活用することが重要です。診断結果に違和感を覚えた場合でも、違和感こそが新たな気づきにつながる場合もあります。

無料で使える診断ツールもあるため、自己理解に行き詰まったときの突破口として、気軽に試してみることもおすすめです。

周囲からのフィードバックの収集

周囲からのフィードバックを受け取ると、自分では気づけない強みや課題を客観的に把握する手がかりになります。家族・友人・同僚・上司など、立場の異なる人から意見をもらうことで、多面的な自己理解が可能です。

たとえば、「私の長所と短所は?」「どんなとき頼りになると思う?」と具体的に質問することで、フィードバックの効果を高められます。ポジティブな意見だけでなく、ネガティブな指摘にも耳を傾けることで、自己成長のヒントになるでしょう。

得られたフィードバックは自己分析の結果と照らし合わせて活用することで、より客観性のある自己理解を実現できます。

PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)のMIRAIZ Hubでは、「価値観!カード」や「キャリポンカード」を活用したワークショップを通じ、他者と価値観を共有する無料のイベントを提供しています。このような場を活用することで、さまざまな視点からの意見を受け取れ、自己理解を深めて「自分らしさ」を見つけるきっかけにもつながります。

キャリアサポーターへの相談

自己理解を深めたいと思っても、一人ではモヤモヤを整理しきれないことがあります。そのようなときは、専門的な視点を持つ、キャリアサポーターへの相談が効果的です。

キャリアサポーターは、対話を通じて強みや価値観に気づく手助けをしてくれます。自分では言語化できなかった悩みや不安も、問いかけを受けながら整理することで、モヤモヤの正体を言語化でき、新しい自分に気づけるでしょう。

キャリア相談では自分が感じていることを素直に伝えると、自己理解を深めやすくなります。

PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)では、キャリアサポーターとの対話を通じ、自己理解を深めて「自分らしさ」を分析するサポートを無料で実施しています。無理に答えを出そうとしなくても、対話の中で新たな視点や発見が得られ、自己理解を自然に深められるでしょう。

自己理解を深めるメリット

自己理解を深めると、以下の3つのメリットが得られます。

  • 自分に合った意思決定ができるようになる
  • 感情や行動をコントロールできるようになる
  • 人間関係がより良くなる

メリットを把握しておくと、自己理解を深める大切さをより深く落とし込めます。

自分に合った意思決定ができるようになる

自己理解が深まると、自分の価値観や強み・弱みを踏まえた判断ができるようになります。

他人の意見に左右されず、自分にとって本当に必要な選択を主体的に行えるため、合わない環境や仕事を選ぶリスクが減ります。その結果、ストレスやミスマッチによる後悔を防止できるでしょう。

また、判断軸が明確になることで迷いが減り、選択に一貫性が生まれるのも大きなメリットです。結果として、長期的な視点でキャリアや人生を選べるようになり、自分らしい生き方を実現しやすくなります。

感情や行動をコントロールできるようになる

自己理解が深まると、自分の感情の動きや行動パターンに気づきやすくなり、状況に応じて冷静に対応できるようになります。とくにストレスや不安を感じた際にも、感情的な反応を抑えて、適切な行動を選択する力が養われます。

たとえば、自分にとってのストレスの引き金を事前に把握しておけば、予防や対処もしやすくなるでしょう。衝動的な判断を避け、自分の価値観や長期的な目標に沿った行動が取れるようになる点もメリットのひとつです。

自己理解を深めると感情をコントロールする力が高まり、精神的な安定を保つことで日常生活にもよい影響を与えるでしょう。

人間関係がより良くなる

自己理解を深めることで、他者の感情や立場を想像しやすくなり、共感力や傾聴力が高まります。自分の価値観や思考パターンを理解していると、相手との違いを受け入れられ、衝突を避ける柔軟なコミュニケーションが可能になります。

また、自分の感情や反応を冷静に捉えられるようになれば、トラブルが起きた際にも建設的な対処が可能です。さらに、自分の強みや役割を把握していれば、チームや集団の中でも良好な関係を築きやすくなり、人間関係がより良くなります。

自己理解が浅いことによるデメリット

自己理解が浅いと、自分らしさを発揮しにくくなり、選択肢が狭まったりストレスにつながったりします。具体的にどのようなデメリットがあるかを把握しておくと、自己理解を深めるきっかけを得られます。

自分らしい選択ができなくなる

自己理解が浅いと、自分の価値観や強みが不明確なまま意思決定を行うことになり、選択に自信が持てなくなります。他人の意見や社会の期待に流されやすくなり、自分にとって本当に大切なことを見失いやすくなるでしょう。

たとえば、自分らしさを構成する「好きなこと・得意なこと・大切なこと」のバランスが取れず、違和感のある選択をしてしまうケースも生じます。また、他者からのフィードバックを受け止める余裕もなくなり、視野が狭くなる可能性もあるでしょう。

こうした状態が続くと、自分に合わない環境や人間関係を選んでしまい、充実感を得にくくなるリスクが高まってしまいます。

PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)では、キャリアサポーターとの対話を通じ、「自分らしさ」を分析するサポートを無料で行っています。自己理解を深めたい方はぜひチェックしてみてください。

ストレスを感じやすくなる

自己理解が浅いと、自分の限界や性格に気づけず、無理を重ねてしまってストレスを抱えやすくなります。たとえば、他者の期待に応えようと頑張りすぎて、自分に合わない役割を引き受けて疲弊するケースにつながります。

また、ストレスの原因や兆候に気づきにくくなり、適切な対処や休息を取れずに心身に不調が生じるリスクもあるでしょう。さらに人間関係においても誤解やすれ違いが起きやすく、精神的な負担が積み重なりやすくなります。

一方で自己理解を深めると、自分に合った働き方や人との関わり方を選べるようになり、ストレスの軽減につながります。

自己理解を深める際のポイント

自己理解を深めるには、以下の3つのポイントを押さえておくと効果的です。

  • 定期的に振り返る習慣を作る
  • 小さなチャレンジを積み重ねる
  • 他者との対話による気づきを得る

どのようにすれば自己理解を深めやすいかを把握し、自分らしさを探すヒントにしてみてください。

定期的に振り返る習慣を作る

自己理解を深めるには、定期的に自分を振り返る習慣が重要です。週1回でも行動や感情を見つめ直すだけで、思考が整理され、自分の価値観や傾向が見えやすくなります。

たとえば、日々の出来事や感じたことを記録することで、自分の変化や成長を客観的に確認できます。「何があったか」「何を感じたか」「何を学んだか」の3点に注目すると、より深い気づきが得られるでしょう。

小さなチャレンジを積み重ねる

自己理解を深めるには、日々の小さなチャレンジを通じて自分を観察することが重要です。新しい仕事や趣味に挑戦することで、自分の強みや弱み、興味関心が明確になります。

たとえば、初めての業務や新しい人との交流を通じて、自分にとって心地よい環境や不得意な傾向に気づけます。うまくいかなかった経験も、自分に合わない環境やスタイルを知る重要な手がかりになるでしょう。

行動を積み重ねることで変化への耐性が高まり、柔軟な思考や実行力を育むことも可能です。

他者との対話による気付きを得る

自己理解を深めるには、信頼できる他者との対話を通じたフィードバックの共有が有効です。とくに自分では気づきにくい思考の偏りや感情の癖は、他者の視点から気づかされることがあります。

たとえば、家族や友人、メンターとの定期的な対話は、自分の変化や気づきを確認する貴重な機会です。また、同じ目的を持つ人が集まるコミュニティに参加すれば、刺激や共感を得ながら新たな気づきを得やすくなります。

対話の中で自分の価値観や感情を言語化することで、自己理解が整理され、今後の行動にもつながりやすくなるでしょう。

PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)が開催しているMIRAIZ Hubでは、仲間と一緒にワークショップに取り組み、大事にしている価値観や自分らしさの理解をサポートします。無料で参加できるため、自己理解を深めるきっかけづくりとして活用してみてください。

自己理解を深めて「自分らしさ」のある選択をしよう

自己理解は、自分らしい生き方やよりよい人間関係を築くうえで不可欠な行動です。内省による価値観の言語化やフレームワークの活用により、自分自身を客観的に見つめ直すことができます。

一方で、自分一人で自己理解を深めるのには限界があるため、家族や友人、専門家と対話して、他者からの意見を取り入れると効果的です。

PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)ではキャリアサポーターとの相談の中で、対話を通じて「自分らしさ」を明確にするサポートをしています。相談は無料で受けられ、モヤモヤや悩みを言語化するお手伝いを実施しています。

漠然とした悩みを言語化し、自己理解をより深めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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