2024/05/31

「やりがいのない仕事にデスクに座った途端涙が...。」 回答者:掬池友絢さん(尼僧)、青木良文さん(ファッション&占いエディター)、Chat GPT、キャリアサポーター Vol.5

キャリア相談
#リスキリング#キャリア形成#働き方

社会に出てキャリアをスタートさせたら誰しもが悩む我が身の振り方。今の業界、会社でいいのか、部署異動はどうすれば、プライベートとのバランスは? 正解がないからこそ悩むこの問題を、経験豊富な先輩たちに直接相談するこの企画。 今回は、ほかに憧れの業界があったものの、親の勧めにしたがって就職した業界でまったくやりがいを感じられない、という若手社員からの相談です。

この記事に登場する人

掬池 友絢

さん

尼僧

1975年生まれ。浄土宗僧侶。大正大学人間学部臨床心理学専攻卒。750年あまり続く静岡県三島市にある蓮馨寺の副住職。 「仏教の知恵を日常生活に活かそう!」をモットーに活動に取り組んでいる。自坊で「お念仏の会」や「お寺BBQ」といったコミュニティ活動をおこなう他、「友絢さんとお茶を飲む日」で女性向けお話し会の講師も務めている。また、20年の東京の仏教関連組織勤務の経験を活かし、はたらく女性の悩み相談や企業の女性管理職向け講師を担当。 その他、Hanako等の女性誌やmi-mollet(ミモレ)等のwebメディア掲載、TV出演(NHK)、各種講師・講演会を行う。著書に『泣きたいときには泣いていい―走り続ける尼僧がすすめる「小さな実践」』(講談社)がある。

青木良文

さん

ファッション&占いエディター

ファッション誌『フィガロジャポン』をはじめ多くの女性誌で、ファッションと占いページの編集を手掛ける。ファッションの分野ではパリやNYなど各国のコレクション取材をはじめファッションページのディレクションを中心に活動。ほかにも『VERYweb』のあおきさん占い。をはじめ、『美的GRAND』などで連載中。 そのほかラジオやトークショーなど幅広いジャンルでも活躍している。

SNS・メディア

ついにPCの前に座っただけで涙が...やりがいのない仕事に絶望しています

今年の4月で2年目を迎えました。
学生時代はCMや動画の制作プロダクションでインターンをしたり、アパレルブランドの本社でアルバイトをしたり、漠然とクリエイティブな世界に憧れがありました。
ただ私の両親は堅実な考え方をするタイプで就活の際にも金融業界を勧められ、「社会勉強にもなるし、ビジネスにおける数字にも強くなれそうだし...」と考えて選考を受け無事に内定、昨年から働いています。
だけどまずとにかく激務なんです。朝は早いし夜は遅い。平日のプライベートは皆無です。
そして気がついてしまったのですが、興味のない会社の決算書や財務諸表を読むのが本当に苦痛なんです。
周りからは「1年目でそんな金額を動かせるなんてすごい」「やめるなんてもったいない」と言われますが、誰にも言わずに転職活動を始めています。だけどたしかにお給料もいいし...。
吹っ切れずにモヤモヤするこの気持ちはどうすればいいですか?

掬池 友絢さん

疲れていたり、悲しみや怒りなどの強い感情が出ている時は冷静な判断がなかなかできないと思います。だからまずはお医者さんに相談するなどしてゆっくり休む、頑張りすぎない、というのがなにより大切になってきます。

ひとつ心配なのは、主体的に自分の人生を生きられていないのではないか? と感じてしまうところ。
ご両親の期待はもちろん理解できるけれども、ところで自分はどうしたいのか? という部分が抜け落ちてしまっていませんか?
お釈迦さまが亡くなる時に、師をいよいよ失ってしまう不安な状況にある弟子たちに伝えた教えが「自灯明法灯明(じとうみょうほうとうみょう)」という言葉で残っているんです。
仏教の教えを実践しながら、自分自身を照らし出す灯りのように自分を信じていく。
そういう生き方をしていきなさい、という意味なんですね。

ご両親の教えや意見はひとつの道標としながらも、重要なのは自分がどうなりたいのか。
自分自身を信じて行動してほしいなと思います。

青木良文さん

この方、エレメントで言うと「木」なんです。
素晴らしいプロデュースの星を持っています。
まだお若いですしどんどん成長していけるはず。
きっと学生時代にアルバイトをしていた世界のほうが活躍できるのかもしれません。
だけど、金融業界でもどこでもクリエイティブな働き方ややり方ってあると思うんです。
そういう新しいシステムを考えていくのはとても得意な星に生まれています。

ただ、今の仕事・職場を「忙しい」と強く感じてしまうのは、物理的にとても忙しいのはあるにせよ、その仕事があまり得意ではない可能性は否定できない。
僕のところにはたくさんの転職の相談がくるのですが、実際に環境を変えた人から「転職しなければよかった」という声はほとんど聞いたことがないんです。

結局「運」って刺激がないと動かないので、なにか違和感があるとしたら、今年は動いていい年ですよ。

Chat GPT

まず、お疲れ様です。
激務でプライベートがほとんどない状況は、非常にストレスをかけるものです。
そして、自分の興味がない仕事に取り組むのは長期的には継続が難しくなります。
以下は、そのモヤモヤ感に向き合うためのアプローチです。

まず、自分の本当に大切にしている価値観や興味を振り返りましょう。
クリエイティブな世界に憧れがあり、それに関連する経験もあるようです。
これらの要素が自分の本当の情熱であるならば、その方向に進むことが自己満足感や充実感をもたらす可能性があります。
そして現在の仕事が合わないと感じるのであれば、将来のキャリアの方向性を再評価してみましょう。
自分のやりたいことや得意なこと、将来のビジョンを考え、それに合った職種や業界を模索してみることが重要です。

転職を検討しているのであれば、具体的な転職活動を進めてみましょう。
自分の興味やスキルに合った職種や業界をリサーチし、求人情報を探して応募することで、新しい可能性が広がるかもしれません。
信頼できる友人や家族、メンターに相談してみることも一つの方法です。
自分の気持ちや状況を話すことで、新たな視点やアドバイスがもらえる可能性があります。
給与面や仕事の責任が大きいとはいえ、自分の成長や幸福も大切です。
バランスを見つけることができるかどうか、そして自分のキャリアにおいて本当に重要な要素は何かを考えてみましょう。

最終的な決断はあなたの手に委ねられています。
将来のビジョンや幸福感を大切にし、慎重に判断してください。

キャリアサポーター

PCの前に座っただけで涙が出てくるとのこと、心配です。

いただいた内容を踏まえて、まずは「今後働くうえで何を大切にされたいのか」をもう一段深く考えてみてはいかがでしょうか?
「これが嫌だから転職する」という気持ちだけで転職してしまうと後で後悔することもあるので、まずは今後のキャリア選択において重視したいことを明確にするのが良いと思います。
そのうえで、今後理想のキャリアを歩むためには本当に転職しか選択肢がないのか(例えば現職の異動では叶わないのか?など)も検討されてもいいかもしれません。

お一人で理想のキャリアを考えることが難しい場合はお手伝いしますので、ぜひPERSOL MIRAIのキャリア相談にお越しください!

「就職した会社には〇〇派と呼ばれる複数の派閥が...。社内政治についていけるか不安です」 回答者:掬池友絢さん(尼僧)、青木良文さん(ファッション&占いエディター)、Chat GPT、キャリアサポーター Vol.4

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