よく知られたマーケティング理論や戦略の多くが、実際のビジネス現場では必ずしも効果的ではないことが書かれています。

「差別化はどれくらい重要か？」「広告で商品は売れるか？」という具体的なテーマを取り上げ、Xやインターネットの情報をデータとともに検証しています。

ある程度、マーケティングを学んだと感じている方は特に必読の1冊です。

Xやインターネットで得られる様々な「説」が本当に正しいのか、筆者の実際の支援データや海外の研究データに基づいて書かれています。

また、マーケティングに課題を抱えている方がスキルを高める場合にも役に立つことでしょう。

下記の3点は、読む前に知っていた通説とは異なっていたので特に印象に残っています。

• CEP：顧客との接触面は差別化ではなく、課題や使用面が重要。
• 差別化：購入時に独自性はほぼ検討されない（その他に重要な条件がある）。
• POPとPOD：POPを訴求してからPODを訴求すべき。

マーケティングに関わった経験がある方や、Xやインターネットでマーケティング情報を収集している方におすすめです。