現場で実際に起きる、もしくは陥りやすい落とし穴を、リアルな会話形式で想定し、それを解決するための手段がしっかり提示された、非常に実用性の高い1冊です。

数多あるマーケティング施策の一つ一つを分解し、それぞれの施策で「できること・できないこと」を明確にしているため、自社の状況に最適な施策を選択する際に役立ちます。

マーケティングとPRの役割や担当領域は、企業や個人によって認識が異なります。そのため、双方が心地よく共存したり、スムーズな連携が難しい側面もあります。

そのような課題に直面した際、点⇄線⇄面でマーケティングの捉え方について目線を合わせたり、各施策の是非を判断するのに本書はとても役立ちます。

書籍の後半部分では、各マーケティング施策ごとに、それぞれがマーケティングファネルのどこに影響を与えるか、どのような課題を解決できるのか解説されています。

また、施策で「できること・できないこと」や、KGIやKPIの設定方法も提示されているので非常に役立ちます。

マーケティングを体系的に理解したい人はもちろんのこと、広報・PRを担当している人にもぜひ読んでいただきたい1冊です。