投資家の視点で自分の事業を見直すきっかけをくれる1冊です。

単なる理論ではなく、実際に私たちが知っているサービスの立ち上げ時の葛藤や意思決定などを通じて、事業アイデアの磨き方や投資家との対話術を学べます。

チームを巻き込み、新しい事業の方向性を打ち出すタイミングで役立ちます。

会社に人が増え、様々なバックグラウンドのメンバーが集まる状況において、ひとりひとりを理解することに努めつつ、自分こそが自分を表現し、周囲にビジョンや方向性を強烈に示すことが大事だと気づかされました。

「投資家は事業のアイデアだけではなく、起業家自身の『熱』にこそ価値を見出す」というフレーズが印象的です。

「結果を出す」こと以上に、「自分の熱を伝える」ことが周囲との信頼を深める上で欠かせないものだと再認識しました。

経営者だけでなく、自分の熱意をカタチにしたい全ての人におすすめです。

特に、自分の情熱やビジョンを周囲に伝えたいと思っている人や、事業の方向性や価値を見失いかけている経営者、そして資金調達やチームビルディングに課題を感じている人に役立つと思います。