一見採用の本に思えますが、リーダーシップの本質や重要性、全ビジネスパーソンに必要なマインドセットについて深く掘り下げています。

リーダーシップとマネジメントの違いや、日常の中でリーダーシップを鍛える方法、成果・達成を中核に全員がリーダーシップを発揮する意義を説いています。

難易度は平易ですが学びの多い1冊です。

経営者としてリーダーシップに悩んでいた時に役立ちました。

本書に記されている本質的なリーダーシップのあり方に目からウロコが落ちました。

成果を中核とした意見を尊重する文化が社内に生まれただけでなく、クライアント対応にも大きな影響を与え、結果的に組織全体の成長につながりました。

「リーダーシップは全員が持つべきで、肩書に依存しない」という内容が強く印象に残りました。

リーダーシップとは自分の意見より成果を優先し、必要に応じて他者の意見を採用できる柔軟性であり、これは新人にもベテランにも必要と説いています。

全員リーダーという在り方は今の会社を支えているように思います。

管理職だけでなく、リーダーシップをどう発揮すべきか悩む全てのビジネスパーソン、さらには「そもそもリーダーシップとは何か」を知りたい人にもおすすめです。

日本では「リーダーは1人いれば十分」という考えが根強いからこそ、非常に刺さる内容となっています。