
2026/01/08
「目標がなく毎日がつまらないな」「人生を前向きにするために目標を作りたい」このような悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。目標がないからといって、自分を責めたり、無理をして立派な目標を持ったりする必要はありません。 本記事では、目標がないと不安になる心のメカニズムや、目標を見つけることで得られるメリット、「自分らしさ」の見つけ方などを解説するので、参考にしてみてください。

人生において目標は必ずしも必要ではありませんが、あったほうがより豊かな人生を送りやすいといえるでしょう。なぜなら、目標は人生という長い旅におけるコンパス(羅針盤)のような役割を果たしてくれるためです。
私たちは日々、無数の選択を迫られています。朝起きる時間から、転職や結婚といった大きな決断まで、人生は選択の連続です。このとき、指針となる目標がないと、周囲の意見やその場の雰囲気に流されやすくなり、自分がどこへ向かっているのかわからなくなることがあります。
無理に壮大な夢を持つ必要はありませんが、「こうありたい」という小さな目標や方向性を持つことは、迷いを減らし、納得感のある人生を送るための手助けとなるでしょう。

目標がないまま過ごしていると、知らず知らずのうちに仕事や私生活にも影響が出ることがあります。ここでは、目標がない人生で起こりうることについて、3つ考えてみましょう。
目標がない状態で過ごしていると、心のどこかで漠然とした不安を感じることがあります。
自分の行動が未来の自分に良い影響があると実感できれば、安心感を抱きやすいでしょう。しかし、目標がないと、今の努力が正しいのか、それともムダなのかを判断する基準がありません。その結果、あたかもゴールのないマラソンを走らされているような感覚に陥り、不安に襲われることがあります。
たとえば、同年代の友人が昇進したり、成果を出したりしているのをSNSなどで見たとき、「自分は何をしているのだろう」と急に焦りを感じた方もいるかもしれません。これは相手と比較して自分が劣っているからではなく、自分自身の「軸」がないために、他人の進捗と自分の現状を比べてしまい、取り残されているような感覚になるためです。
つまり、目標がないことは、自分の現在地や進むべき方向を見失わせ、漠然とした不安を生み出す原因となる場合があります。
目標がないと、日々の生活が単調なルーティンの繰り返しになり、退屈さや虚しさを感じやすくなります。生きがいや、張り合いが感じられない状態ともいえます。何かしらの課題を乗り越えたり、工夫して成果を出したりしたときに喜びや充実感といった感情が湧き上がる方もいるでしょう。
しかし、目標がないということは、達成すべき課題や、工夫する必要性がなく、人によってはつまらないと感じる状態といえます。
ただ与えられた仕事をこなすのに精一杯で、自分らしく働けていないとモヤモヤすることもあるでしょう。目標を持って生きることで、日常に変化や達成感が生まれやすく、人生は前向きで楽しいものに変化していく可能性があります。
人生において目標がないと、長期的なキャリアプランを立てられず、将来の選択肢を狭めてしまう可能性があります。
キャリアプランとは、将来どのような仕事を、どのような立場で、いつまでにしていたいかという計画のことです。キャリアプランを作るためには、自分の将来のありたい姿を思い浮かべる必要があります。目標がないと、「今の会社でどんなスキルを伸ばしたいか」「どういった会社に転職したいか」といった判断基準が持ちにくくなります。
結果として、「とりあえずこのままでいよう」「とりあえず給料が良いところに転職しよう」と、なんとなくキャリアを決めて、また同じような不満を抱えてしまうこともあるでしょう。自身の市場価値を高め、納得のいく働き方をするためには、目標に基づいた戦略的なキャリア形成が必要です。
とはいえ、自分らしさや将来の理想のキャリアは、ひとりで悩んでいてもなかなかわかりにくい場合があります。PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)では、経験豊富なキャリアサポーターに仕事の悩みや、自分らしさを見つけるための無料相談ができます。自分のモヤモヤを解消して目標を立てたい方は、ぜひ相談してみてください。


目標がなかなか見つからない3つの主な理由について、詳しく解説していきます。
目標が見つからない理由のひとつは、自分自身の価値観が明確になっていないことにあります。自分が何を大切にし、何に喜びを感じるのかという根幹の部分が曖昧な状態です。
目標とは、自分の価値観を具体化したものです。「自由」を大切にする人であれば職業としてフリーランスを目指すかもしれませんし、「安定」を大切にする人なら公務員を目指すかもしれません。しかし、そもそもの土台となる価値観が定まっていなければ、仕事や生活の目標も立てられないでしょう。
目標が価値観や自分らしさに沿っていないと、「何かモヤモヤする……」といった状態になるかもしれません。したがって、目標探しの前に、まずは自分自身と向き合い、自分の中の「大切なもの」を知ることが第一歩となります。
自己理解を深めるための方法については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
やりたいことや目標が見つからないのは、選択肢を知らないという情報不足が原因の場合もあります。知らないことは、そもそも目標に設定できないためです。
私たちの想像力は、自分が持っている知識の範囲内で働きます。世の中には数え切れないほどの職業や趣味、ライフスタイルが存在しますが、私たちが日常で接しているのはその一部です。
自分の知っている狭い世界の中だけで目標を探そうとしても、なかなかピンとくるものがないのは、情熱が足りないのではなく、心惹かれる対象にまだ出会っていない可能性があります。
目標が見つからないときは、自分の中に答えを探すだけでなく、本を読んだり人に会ったりして、新しい世界の情報に触れることもよいインスピレーションになるでしょう。
日々の生活に追われ、心身ともに余裕がないために目標を探す暇がないという場合も考えられます。仕事が激務で睡眠不足になったり、人間関係のトラブルで精神的に疲弊していたりするような状態で余裕がないと、じっくりと目標を考えるのは難しいでしょう。
走りながら地図を見ることができないように、エネルギーが枯渇している状態では、未来のビジョンを描くことは難しいです。疲れて余裕がない場合、まずは目標を探すことよりも休息を取り、心身のエネルギーを回復させることを優先することを検討してみてください。

目標を持てない人には、以下のような共通点がみられます。
自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。
目標がない人は、何事に対しても意欲が湧かない状態に陥っている傾向があります。「目標がないから無気力になる」という場合と、「疲れて無気力のため目標を持てない」という2つのパターンがあるでしょう。
目標がなく無気力になるパターンの一例としては、職場での評価基準が曖昧で、どれだけ成果を出しても給料も待遇も変わらない場合が挙げられます。最初は頑張っていた人も、次第に「何をしても同じだ」と感じ、仕事へのやりがいがなくなるでしょう。
「仕事を頑張っても疲れるだけ」「目標を立てても続かない気がする」と、行動する前からネガティブな予測を立ててしまい、結果として無気力な状態になってしまいます。
この無気力な状態から脱するには、まずは小さなことでいいので「自分で決めて、実行し、結果を出す」という成功体験を積み重ねるのが効果的です。また、無理に目標を探して自分を奮い立たせるのではなく、休息を取ることも大切でしょう。
自己肯定感が低く、自分に自信がないことも目標を持てない人の特徴のひとつです。
自分には目標を達成する能力がないと思い込んでいる人の場合、そもそも目標を立てること自体を避けてしまうことがあります。目標を立てるという行為は、裏を返せば失敗するリスクを負うことでもあるためです。
自分に自信がある人は、「失敗しても修正すればいい」と考えられますが、自信がない人の中には、失敗して深く傷つくことを恐れがちな人もいるでしょう。
自信のなさが原因で目標が持てない場合は、いきなり大きな目標を立てるのではなく、失敗しにくいような小さなハードルを設定し、少しずつ成功体験を積むことが重要です。
本能的に変化を恐れる傾向がある人も、無意識のうちに目標を持つことを避けてしまうことがあります。
今の環境が幸せではなくても、耐えられないほど不幸でもない、「コンフォートゾーン(不安やストレスの少ない、自分にとっての安全領域のこと)」から出られない状態です。
人間には「現状維持バイアス」と呼ばれる心理作用があり、無意識のうちに変化を避けようとする傾向があります。変化には危険が伴う可能性があるため、今の環境が多少不満であっても、未知の世界に飛び込むよりは安全だと判断するのです。
現状維持を優先し、平穏な生活を送ることもひとつの選択です。しかし、もしあなたが「今のままでいいのか」とモヤモヤを感じているなら、変化を恐れずに一歩踏み出すよいタイミングかもしれません。
ひとりで抱えず、プロのキャリアサポーターに悩みを相談してみるのもひとつの選択です。PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)の無料キャリア相談では、経験豊富なキャリアサポーターに仕事の悩みを相談でき、自分らしさ分析を行えます。
現状になんとなく違和感がある人や、目標がなくて悩んでいる人はぜひお気軽にご相談ください。


目標を持つことで、人生にはさまざまなメリットがあります。ここでは代表的な以下の3つのメリットについて解説します。
自分の目標に近づいていることが実感できれば、充実感を持って日々を過ごせるでしょう。自分の能力を最大限に発揮して何かに没頭している時間は、人生において満足度の高い時間のひとつです。
たとえば、将来海外で活躍するという目標を立てたとします。目標があると、日々の語学の勉強は「義務」ではなく「未来のためのステップ」に変わります。残業で疲れた日も、「これで海外で活躍するための資金が貯まる」と思えば、苦痛の中に希望を見出すこともできるでしょう。
このように、目標というフィルターを通すことで、退屈だった単純作業や我慢もポジティブな意味に捉え直せるようになり変換され、日々の満足度向上につながります。
結果が出るかどうかだけでなく、目標に向かうプロセスそのものを楽しめるようになるのが、目標を持つことの大きなメリットです。
目標が決まると、そこから逆算して今やるべきことが明確になり、時間やお金などのリソースを計画的に使えるようになります。
ゴールが決まっていないと、どうしても目の前の緊急度が高いことばかりに時間を使いがちです。しかし、目標が定まると優先順位が明確になり、効率的に動けるようになります。仕事のプロジェクト管理と同じで、人生というプロジェクトをマネジメントできるようになるということです。
たとえば「3年後に500万円貯めて海外留学する」という目標があれば、毎月いくら貯金すべきかが明確になり、自然と節約するようになるでしょう。
計画的に行動できるということは、日々のムダをなくすことに加えて、自分の人生をコントロールできているという感覚にもつながり、精神的な安心感ももたらしてくれます。
目標を持っている人は困難やトラブルに直面しても心が折れにくく、乗り越える力が高まります。
目標がない人は、困難なことがあった場合に「なぜこんな辛い思いをしなければいけないんだ」と意味を見失い、挫折してしまいがちです。しかし、目標がある人は、困難を「ゴールにたどり着くための試練」として捉え直せます。
たとえば、仕事で厳しいクレーム対応を迫られたときのことを考えてみましょう。ただ生活費のために働いているのなら、クレームによるストレスはただの苦痛になってしまうことがあります。
一方で、将来自分で接客業の店を持ちたいという目標がある場合、「これは顧客対応を学ぶチャンスだ」「どうすれば怒っている人を笑顔にできるか試してみよう」と、トラブルを学びの場に変えることも可能です。
目標という視点があるだけで同じ出来事に対する解釈が変わり、前に進むエネルギーに変えることもできます。

ここでは、目標を見つけるための方法を4つのステップ形式で紹介します。
まずは、自分の大切にしている価値観や理想の未来、憧れの人などを書き出し、自分らしさを分析してみましょう。自分らしさを知ることが、自分に合った目標を見つけるための土台となります。
例として、以下のような質問に対して自分の答えを書き出してみるとよいでしょう。
質問に対して、「子どもの頃、ブロック遊びが好きだった」「文化祭の準備でみんなをまとめたときが楽しかった」という答えが出れば、「モノづくり」や「チームマネジメント」に関心があるのかもしれません。
このような自分らしさを知ることが、無理のない目標を立てるための第一歩になるでしょう。
もし、自分ひとりでの分析が難しい場合はPERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)のキャリア相談を利用するのもひとつの方法です。無料で利用できるうえ、プロのキャリアサポーターがあなたの自分らしさを見つけるお手伝いをします。

次に、「人生でやりたいことリスト」を作成してみましょう。できるかできないかは一旦考えず、潜在的な思いを解放することが大切です。
例として、以下のようなものが挙げられます。
大人になると、つい現実的に可能か、お金がかからないかといったフィルターをかけて物事を考えがちです。しかし、それでは本当に心が躍る目標は出てきません。まずは思うがままに理想を書き出すことで、心の奥底に眠っている願望を掘り起こします。
人生で達成したいことを書き出すことで、自分に対して「私は何を望んでいるのか?」という問いかけをする形になり、眠っていた好奇心を呼び覚ますトレーニングになるでしょう。
やりたいことが思いつかない場合は、逆に「人生でやりたくないこと」を書き出してみるのも効果的です。「やりたくないこと」を裏返せば、それがあなたの「やりたいこと」になるためです。
たとえば、以下のようなものが挙げられます。
「満員電車に乗りたくない」の裏側には「時間と場所に縛られずに働きたい」という願望、あるいは「職場の近くに住めるだけの経済力が欲しい」という願望が隠れているかもしれません。
やりたいことが見つからない人は、まずやりたくないことの解決を最初の目標に設定してみてもよいでしょう。
目標の方向性が見えてきたら、具体的な形に落とし込んでみましょう。
ここでは、目標設定のフレームワークとして有名な「SMARTの法則」を活用します。
SMARTの法則とは、1981年にジョージ・T・ドランが提唱した、目標設定の際に用いられる法則です。以下の5つの要素をもとに、目標を立てます。
たとえば、「時間や場所に縛られずに働きたい」と考えた場合、いきなり「リモートワーク可能な仕事に転職する」ではなく、「今週末に、リモートワークが可能な職種について30分調べてみる」といった目標を設定してみるとよいでしょう。
目標は完璧なものではなく、仮の目標でもかまいません。SMARTの法則に当てはめることで、行動に移しやすい具体的なプランに変えることができます。

目標がないことに関して、よくある質問を2つ紹介します。
日々の行動がルーティン化しており、インスピレーションが不足している可能性などが考えられます。目の前の仕事や趣味に一生懸命取り組んでみるのもひとつの方法です。
やってみなければわからないこともあるため、自分の好きなことや興味のあることの中で、小さなことから挑戦してみるのもよいでしょう。
身近なところからできる体験を積むことや、仕事について詳しい人に相談してみるのもひとつの方法です。
現代では多くの仕事があり、自身の向き不向きがわからなかったり、仕事についての情報が不足していたりすることもあるでしょう。
PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)では、キャリアサポーターに無料でキャリア相談できます。経験豊富なスタッフに相談することで、自分らしさの分析や価値観の発見のために役に立つでしょう。


人生に目標がないことは、決して恥ずかしいことでも、焦ることでもありません。目標がないことに悩むのは、人生の次のステージへ進むためのサインともいえるでしょう。
目標はどこか遠くにあるものではなく、あなた自身の「自分らしさ」や「価値観」の中から見つかります。まずは、大きな夢を掲げようとせず、あなたの心の声を丁寧に拾い上げることから始めてみてもよいのではないでしょうか。
焦らず、自分のペースで充実した毎日への一歩を踏み出してみましょう。
PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)のMIRAIZ Hubであれば、同じような悩みを持つ仲間とワークショップをして、自分らしさや大事にしたい価値観を言語化できます。無料なので、興味のある方は気軽に参加してみてください。

MIRAIZ Hubイベントの様子が気になる方は、以下のイベントレポートをぜひチェックしてみてください。
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