坂本 竜馬の生涯を中心に幕末の動乱を描いた、司馬 遼太郎の代表作です。

物語として面白いのはもちろんですが、自己啓発の観点でも読みごたえがあります。

起業直後や会社が少し大きくなった時、コロナで売上が激減した時、社員数100人を超えてプレッシャーが大きくなってきたタイミングなど、壁に直面するたびに読み返しています。

小説の中の竜馬と自分の状況を比べ、客観的に自分を見つめ直しています。

「世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る」という坂本 竜馬が残したとされる言葉が印象的で、様々な批判を受けながらも信念を貫く姿に憧れました。

30歳で起業し、周囲の声や自分自身の不安を抱えながらも、この言葉を頼りに事業を突き進めていくことができました。

自分の進路に迷っている若い人や将来に不安がある人、もっと成長したいと悩んでいる人に是非読んで欲しいです。

どのステージにいるかによって面白いと思う場面が異なり、何度でも読める素晴らしい本です。