報連相、営業、プレゼンテーション、部下育成、会議など、どんな場面においても情報を伝えることは不可欠です。

本書は、相手に「伝わる」ということにフォーカスし、わかりやすく、そして読みやすく書かれています。

コミュニケーションのノウハウが散りばめられた1冊です。

「自分の伝えたいことが相手に伝わらない」「相手に情報を簡潔にわかりやすく伝えたい」「自分の発言に共感をして欲しい」など日頃のコミュニケーションの悩みを解決してくれます。

著者の経験に基づいた事例も多数紹介されており、読んだあとに即実践できることが多く紹介されています。

「東海道新幹線から見える富士山は左側ですか？それとも右側ですか？」という問いに対して「自分の住んでいる場所によって、両方とも正解になる」という回答が印象的でした。

自分と相手が見ている世界は、いつも一致するとは限りません。

「東京に向かって左」のように基準を示すなど、同じ解釈ができる言葉を選ぶと、正確に伝わるということに感銘を受けました。

すべてのビジネスパーソンにおすすめします。

私は日頃から人前で話す仕事をしていますが、参考になる内容がたくさんあります。

コミュニケーションを円滑にできれば、仕事のパフォーマンスや周囲からの評価も格段に向上します。

信用を得て、信頼を勝ち取るきっかけとなるはずです。