
2026/02/26
自己理解を深めたいのに、自己分析がうまく進まず悩んでいる人もいるのではないでしょうか。自己分析を進める方法のひとつが、自己分析ノートです。頭のなかで考えていることを書き出すことで、思考を整理しやすくなります。 本記事では、自己分析ノートの具体的な作成手順を紹介します。自己分析に行き詰っている人は、本記事を参考に自己分析ノートを書いて思考を整理してみてください。

自己分析ノートとは、出来事や感情を書き出し、思考を整理しながら自分の価値観や行動の傾向を言語化するための手段です。自己分析ノートにアウトプットすると、起きた出来事とそのときの感情を分けて捉えやすくなり、大切にしたいものが見えてくることもあります。
たとえば、「なんとなくしんどいけど、何が原因なのかわからない」ときにノートに書き出してみると、しんどさの原因を言語化できる可能性があります。自己分析ノートを活用して自分の考えを整理することで、自己理解を深めるきっかけになるかもしれません。
就活ノートとは、一般的に業界や企業研究・選考スケジュール・面接の振り返りなど、就職活動全体に関わる情報をまとめたノートを指します。就活のために自己分析をする場合は、就活ノートに自己分析の結果も記載することもあるため、2つを別のノートとして分ける必要はありません。
自己分析ノートは「自分を深く知るためのノート」、就活ノートは「就職活動を進めるためのノート」であり、役割が異なります。
自己分析ノートを通じて考えを書き出すことで、迷ったときに立ち戻れる「自分の軸」をもちやすくなるといえます。頭のなかだけで考えるよりも情報を整理しやすくなり、自己分析の効果を高めやすくなるでしょう。
また、自分の強みや弱み、大切にしたい価値観、ストレスを感じやすい環境といった自分らしさを言語化することで、自分の傾向を客観的に把握しやすくなるのもポイントです。
たとえば、過去に強い負担を感じた場面を振り返ることで、避けたい仕事ややりたくないことが明確になり、次の選択におけるミスマッチを防止につなげられるかもしれません。
自己分析ノートで思考を整理する方法のほかに、対話を通じ自己理解を深める選択肢もあります。PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)が無料で開催しているMIRAIZ Hubでは、同世代の参加者との対話を通じ、価値観の深掘りによって自分らしさを分析できます。

MIRAIZ Hubイベントの様子が気になる方は、以下のイベントレポートをぜひチェックしてみてください。

自己分析ノートをスムーズに作成するには、事前に準備を整えておくことが大切です。主な準備として、以下の3つを紹介します。
自己分析ノートを作る前に、「何のために書くのか」という目的を決めておくことが大切です。目的があいまいなまま自己分析を始めると、「何を書けばよいかわからない」「書いても意味があるのかわからない」と不安を感じやすくなってしまいます。目的を明確にすることで、書く内容や深掘りの方向性が定まり、進めやすくなるでしょう。
自己分析ノートは「答えを出す作業」ではなく、自己理解を深めるためのプロセスです。そのため、あらかじめ目的を決めておくことで、質問の選び方や振り返り方にも一貫性が生まれやすいといえます。
自己分析ノートを作る際は、自分に合った媒体を選ぶことが重要です。紙やデジタルといった選択肢がありますが、「続けやすさ」と「活用しやすさ」を基準に選ぶことで、自分に合う媒体を見つけやすくなるでしょう。
紙のノートは手書きで作成するため、思考や感情を整理しやすく、書く行為そのものも自己理解を深めるうえで役立ちます。ページをめくりながら全体を俯瞰でき、ルーズリーフを使えば並び替えや追記もしやすい、というメリットもあります。
一方でデジタルの場合は、修正や整理がしやすく、図やグラフを用いて視覚的にまとめやすい点が特徴です。スマートフォンやパソコンからいつでも記録でき、検索機能によって過去の内容をすぐに見返せるメリットもあります。
作成する媒体が自分に合っていないと継続が難しくなりやすいため、それぞれの特徴を理解したうえで自分が無理なく続けられる方法を選んでみてください。必要に応じて、紙とデジタルを併用するのもひとつの方法です。
自己分析ノートを書く前に、過去を思い出すきっかけになる写真やメモ、日記などの材料を手元に用意しておくと、書き出しやすくなります。また、作成する際は静かな場所や落ち着ける時間を確保し、自分の内面に意識を向けられる環境を整えることも大切です。
一方で、準備に時間や手間をかけすぎてしまうと、自己分析ノートの作成までたどり着かなくなる可能性もあります。あまり気負わず、ある程度の準備ができたら「いったんやってみる」といった気軽な気持ちで始めてみてください。
自己理解のための自己分析では、過去だけでなく「現在の自分」も重要な材料です。現在の自分を見つめる際は、主観だけでなく客観的な視点を取り入れると整理しやすくなります。
PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)の無料のキャリア相談では、プロのキャリアサポーターとの対話を通じて、自分らしさの分析ができます。対話をしながら考えを深めることで、自分では見えていなかった強みや価値観に気づくかもしれません。


自己分析ノートの作成手順は以下のとおりです。
必ずしもこの手順で実施しなければならないわけではありませんが、自己分析ノートの作り方がわからない方は、ひとつの例として参考にしてみてください。
関連記事:自己理解を深める自己分析のやり方とは?メリットや実施時の注意点を解説
最初のステップは、自分史を活用してこれまでの出来事を書き出すことです。自分史とは、過去の出来事を時系列で振り返ってまとめたものです。経験を事実として書き出すことで、自己分析の土台となる材料を集められます。
自分史を作成する際は、実際に起きた出来事から振り返ることで整理しやすくなります。出来事を時系列で書き出せば、自分の経験を客観的に捉えられるでしょう。
また、自分史を整理しておくと、感情や理由、共通点を振り返るときに役立ちます。まずは評価や結論を出すのではなく、事実を集めることから始めてみてください。
関連記事:自分史とは?自分らしさを見つけるための書き方や深めるためのポイント
自分史を作成して出来事を整理したあとは、そのときに感じた感情を書き出してみてください。
出来事と感情の変化を可視化する手段として、モチベーショングラフがあります。感情の変化を整理することで、自分がどのような場面でモチベーションが上がり、どのような場面で下がりやすいかが見えてくるでしょう。
モチベーショングラフは、自分史で書き出した出来事を時系列に並べたあと、横軸を時間、縦軸をモチベーションの高低としてグラフを書きます。
各ポイントで、そのときの感情(楽しい・不安・焦り・安心など)をメモして、感情を可視化します。
感情をグラフに書き出すことで、自分がどのようなときに前向きになりやすいか、逆に消耗しやすいかが見えやすくなるでしょう。
感情を書き出したら、マインドマップを使ってなぜその感情が生まれたのかを深掘りしてみます。
マインドマップとは、テーマを中心に置き、問いや考えを枝分かれさせて整理する方法です。
モヤモヤや違和感を覚えるときは、「出来事」そのものではなく、「その出来事に対する自分なりの受け取り方や期待」に要因がある場合があります。
たとえば、モチベーショングラフで印象に残った出来事や感情をひとつ選び、中央に書いてみます。その周囲に「なぜそう感じたのか」「本当は何を求めていたのか」と問いを書き足して、枝分かれさせながら思考を広げていきます。
このようにマインドマップを活用して出来事や感情を深掘りしていくと、自分が大切にしている価値観の発見につながるかもしれません。
出来事や感情、理由を深掘りしたら、そこから見えてきた要素の共通点を整理してまとめます。自己分析は、気づきを「点」で終わらせず、共通点として捉えることで自己理解につながります。
たとえば、繰り返し出てくる言葉や感情に注目すると、自分なりの判断軸や価値観を言語化でき、「自分なりの軸」が少しずつ見えてくるでしょう。一方で、その軸はひとりで考えていると、視野が狭くなってしまうかもしれません。
そのようなときは、自己分析ノートに整理した内容を誰かと共有し、対話を重ねることで、自分では気づかなかった視点に出会える場合があります。
PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)では、大切にしたい価値観やはたらく軸を言語化し、同じような悩みをもつ仲間とシェアできる無料イベントMIRAIZ Hubを開催しています。
自己分析で得られた発見をもとに仲間との対話を重ね、自己理解を深めるのもおすすめです。

自己分析ノートは一度作って終わりではなく、定期的に更新していきます。価値観や感じ方は、環境や経験によって少しずつ変化していきます。
自己分析ノートを見直すことで、「変わらない軸となる部分」と「変化している部分」の両方があることに気づけるかもしれません。
たとえば、数か月に一度、環境が変わったとき、モヤモヤを感じたときなど、タイミングを決めて定期的にノートを見返してみてください。
見返す際に、以前まとめた共通点や価値観に対して、「今もそう感じるのか?」と問い直してみると、自分の変化に気づきやすくなる場合があります。
定期的に更新を重ねることで、自己分析ノートは自分の変化を受け止める記録にもなり、自己理解を深めることにつながるでしょう。

思考を頭のなかだけで整理しようとすると、自己分析がうまく進まないと感じることがあるかもしれません。
そのようなときは、自己分析ノートを作成することで、流動的だった考えを見える化できる可能性があります。
また、自己分析はひとりで完結させなくても問題ありません。ノートに書き出した内容をもとに第三者と対話することで、自分では気づかなかった視点や価値観に出会えることもあります。
PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)が提供する無料のキャリア相談では、プロのキャリアサポーターとの対話を通して、これまで気がつかなかった強みの発見など自分らしさ分析のお手伝いをします。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

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