
2026/02/27
人事の仕事に興味はあるものの、「やりがいはあるのか」「自分に向いているのか」と悩む人は少なくありません。人事の仕事は、成果や価値が見えにくい一方で、採用や環境づくりを通じて、人や組織に大きな影響を与える役割を担います。そのため、人事の仕事は人によってやりがいの感じ方が異なることがあります。 本記事では、人事の仕事のやりがいや向いている人の特徴について解説しているので、参考にしてみてください。

人事の仕事には、採用・育成・制度設計を通じて会社全体に関わる立場だからこそ感じられるやりがいがあります。ここでは、代表的な3つのやりがいを紹介します。
それぞれについて、以下より詳しく解説していきます。
人事の仕事の魅力のひとつに、「自分の仕事が会社をつくっている」という実感を得やすい点が挙げられます。
人事担当者は、会社説明会や採用面接の場において、最初に接する社員の一人です。そのため、自分の言動や対応が、会社全体のイメージを左右することになります。
また、社内に向けても、評価制度や研修の設計を通じて、社員の働き方や意識に直接影響を与えられます。
たとえば、新しい人事評価の仕組みを導入した結果、社員のモチベーションが上がったというケースも考えられるでしょう。
社外・社内の両方に影響を与えられる立場だからこそ、仕事の手応えを感じやすい職種といえます。
現場の課題を制度や仕組みに反映させ、会社をより良くしていく過程に関われる点もやりがいのひとつです。
人事は、会社の組織の設計・運用に直接関わる仕事です。たとえば、評価制度の見直しやテレワーク体制の整備、育児・介護休業制度や時短勤務制度の充実といった取り組みが具体的な業務として挙げられます。
また、評価制度や給与体系の見直しに携わることもあり、会社のルールそのものを整備する役割を担います。こうした仕事は、短期間で成果が出るものばかりではありませんが、数年単位で会社の変化を実感できるところに面白さを感じる人もいるでしょう。
人事の仕事では、多様な立場の人と関わる経験ができるため、コミュニケーション力や視野を広げるうえで大きな財産になります。
人事の仕事は会社の経営層と採用戦略について話し合う機会がある一方で、就職活動中の学生と向き合う場面も多い仕事です。部署を問わずさまざまな社員と連携することもあり、社内外を通じて幅広い人間関係が生まれます。
たとえば、採用計画を立てる際は経営陣の方針を理解したうえで動き、実際の面接では一人ひとりと真剣に向き合うことが重要です。
異なる価値観や考え方に触れることで自分自身の成長を感じられるため、仕事のモチベーションを高めることにもつながるでしょう。
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人事の仕事には多くの魅力がある一方で、状況によってはやりがいを感じにくくなることもあります。すべてではありませんが、代表的なケースとして以下のような場合が挙げられます。
たとえば、給与計算や勤怠管理などの事務処理が中心になってしまうと、「人を支援している」という実感が薄れ、仕事の意味を見失いやすくなる人もいるかもしれません。
ただ、人事の仕事にやりがいが感じられない瞬間があったとしても、それだけで「人事は合わない」と決めつける必要はありません。今置かれている環境が合っているかどうか、を見極めることが重要です。
こうした状況はどの企業でも起こりうるものですが、自分が担う役割の意義を言語化しておくことで、気持ちを切り替えやすくなるでしょう。

人事の仕事は、採用・制度設計・労務管理など複数の領域に及びます。それぞれの業務内容を理解することで、自分がどの分野に興味があるかを判断しやすくなります。主な業務は以下の5つです。
それぞれの業務について、具体的に解説します。
人材採用は、会社が必要とする人材を外部から集め、選考を通じて採用する一連の業務です。具体的には、以下のような業務が含まれます。
採用活動は会社の将来を左右する仕事であり、どのような人を採用するかによって組織の雰囲気や業績にも影響が出ます。
自分が関わった人が入社し、活躍している姿を見たときに大きな達成感を得られるのがこの業務の魅力です。一方で、内定辞退が続いたり、採用計画が思うように進まなかったりする場面もあるため、粘り強さも求められます。
採用を通じて会社の未来をつくる、という感覚がやりがいにつながりやすい仕事です。
人事企画は、会社の事業計画に合わせて「どの部署に何人の人材が必要か」を考え、中長期的な人員配置の計画を立てる業務です。
経営陣の方針を理解したうえで、現在の人員構成を分析し、不足している職種や人数を割り出す作業が中心になります。経営と現場の橋渡しをする役割を担うため、会社全体の動きを俯瞰的に捉える視点が養われます。
数字やデータをもとに論理的に考えることが好きな人にとっては、特にやりがいを感じやすい業務です。組織の方向性を左右する判断に携わるという点で、影響力の大きな仕事といえるでしょう。
労務管理は、社員が安心して働けるよう、給与の計算・支払い、社会保険の手続きなどを行う業務です。
毎月の給与が正確に支払われるよう、出勤日数や残業時間を確認し、各種控除を計算したうえで支給額を算出します。ミスが許されない正確さが求められ、社員の生活を直接支えているという自覚が求められます。
縁の下の力持ちとして会社を支える役割であり、法律の知識を活かして正確に業務を遂行できたときの達成感は大きいものです。社員の信頼を地道に積み上げていく、堅実なやりがいのある業務といえます。
教育・育成は、社員が仕事で必要なスキルや知識を身につけられるよう、研修プログラムを企画・運営する業務です。
新入社員向けのビジネスマナー研修から、管理職向けのリーダーシップ研修まで、対象や目的に合わせてさまざまなプログラムを設計します。
研修を受けた社員が成長し、現場で活躍している姿を目にしたとき、関わった人事担当者としてやりがいを感じる人も多くいるでしょう。
人の成長を直接支援できる点が、この業務ならではの魅力といえます。教えることや人材育成に関心がある人にとっては、やりがいを得やすい分野です。
制度・環境整備の業務は、社員が公平に評価され、働きやすい環境を整えるための仕組みづくりを行います。人事評価制度の設計・見直しや、福利厚生の導入・運用などが主な内容です。
制度は一度作れば終わりではなく、社員の声や会社の変化に合わせて継続的な改善が重要です。自分が設計に関わった制度が社内に浸透し、「働きやすくなった」という声が届いたときには、達成感を得やすい傾向にあります。
目に見えにくい部分で会社の文化をつくる仕事であり、長期的な視点でやりがいを感じられる業務です。
自分がどのような業務や場面でやりがいを感じるかわからない場合には、PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)の無料キャリア相談がおすすめです。
これまで気がつかなかった強みの発見など、キャリアサポーターが「自分らしさ分析」を深めるサポートをしてくれます。


自分に向いているかどうかを判断する際の参考として、向いている傾向にある人の特徴の一例を紹介します。
人事は採用面接や社員との面談など、相手の本音を引き出す場面が多くあります。聞き上手で、相手に安心感を与えられる人は特に向いている可能性があります。
また、給与計算や契約書の管理など、正確さが求められる事務作業も多いため、丁寧に仕事を進められる姿勢もポジティブに働きます。
「人が好き」という気持ちだけでなく、組織や仕組みに関心をもてるかどうかも、人事として長く活躍できるかを左右するポイントです。

人事の仕事にやりがいを感じられるかどうかは、職場の環境や自分が担う役割によって異なります。同じ「人事」という職種でも、会社の規模・文化・方針によって業務内容は大きく異なるためです。
たとえば、社員数十名の中小企業では、採用から労務管理・制度設計まで一人で幅広く担当する傾向があります。一方、大企業では採用・教育・労務など領域ごとに担当が分かれており、専門性を深めやすい体制が整っています。
また、経営層が人事を重視している会社で、戦略立案に携わる機会が多ければ、裁量の大きな仕事にもつながるでしょう。反対に、人事がルーティン業務の消化に終始しがちな職場では、やりがいを見出しにくくなることもあるかもしれません。
人事としてのやりがいを考えるうえでは、仕事内容そのものだけでなく、どのような環境で働くかを合わせて検討することが重要です。

人事の仕事に興味はあるものの、自分がやりがいを感じられるかどうか判断できない、という方もいるでしょう。そのようなときは、以下の3つの方法を試してみるのもひとつの方法です。
自分の価値観を整理することで、人事の仕事へのやりがいを見出しやすくなるでしょう。
やりがいを感じられないときは、まず自分の価値観を整理する方法が有効です。なぜなら、人事の仕事は成果が見えにくく、自分の基準が曖昧だと評価しにくい傾向にあるからです。
自己分析の方法としては、以下のような方法があります。
これまでの経験や感情を整理し、人と関わりながら成長したい、仕組みをつくることで組織に貢献したい、といった傾向があれば、採用や制度設計の業務にやりがいを感じられる可能性があります。
また、自己分析は繰り返すことで精度が上がっていきます。「今の自分は何を求めているか」を定期的に確認する習慣をもつと、キャリアの方向性を見失いにくくなるでしょう。
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人事の仕事にやりがいを感じるかどうかは、実際に働く人の声に触れることで、より多角的に判断できるようになります。
自分だけで考えていると視点が偏ってしまうこともあるため、人事経験者のインタビュー記事やSNSの投稿、書籍などを通じて、現場のリアルな声を集めるのもひとつの方法です。
また、同じ境遇にある仲間とワークショップを行い、意見交換する方法として、PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)の無料イベント「MIRAIZ Hub」を活用する方法もあります。
自分が大切にしている価値観やはたらくうえでの軸を言語化(自分らしさ分析)できるため、自分らしいキャリアを考えるヒントが得られます。
一つの情報源だけに頼らず、異なる立場の人の意見を幅広く集めることで、偏りのない判断ができるようになるでしょう。

自己分析や情報収集をしてももやもやしている場合は、キャリアの専門家に相談するのもひとつの方法です。
転職を前提とせず、これまでの経験や価値観を整理しながら話すことで、自分では気づかなかった選択肢や視点が見えることもあります。また、第三者と対話しながら言語化することで、次の行動を冷静に考えられるようになるでしょう。
PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)の無料キャリア相談では、キャリアサポーターと話すことでこれまでの経験や価値観を言語化(自分らしさ分析)するサポートをしてくれます。
今後の自分らしいキャリアを選択するヒントが得られるので、ぜひチェックしてみてください。


人事のやりがいは、一言で説明できるようなものではありません。どのような役割を担い、どのような価値観で仕事に向き合うかによって、同じ人事という職種でも感じ方は異なるためです。
重要なのは、人事という仕事が自分に合うかどうかを即断することではなく、仕事に求めていることやどのような形で人・組織に関わりたいのかを理解することです。そうすることで、納得感のあるキャリアにつながるでしょう。
価値観の整理を一人で行うのが難しい場合には、キャリアの視点から整理をサポートしてくれるPERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)のサービスを活用するのもひとつの選択肢です。
無料キャリア相談でキャリアサポーターに相談すれば、キャリアのモヤモヤの整理やこれまで気がつかなかった強みを言語化するサポートをしてくれます。

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